今回は惰性で使ってきた gnome-terminal を mltermに変えることにしました。
gnome-terminalは20MB。対してmltermは5Mしかメモリを消費しません。なんと四分の一!!
さらにスクロール速度も速く軽快に動作します。
Unicodeの「●▲■」なども正常な幅で表示されます。(gnome-terminalでもできるがいまいち)
インストール
sudo apt-get install mlterm mlterm-tools後はscimを使っているなら、mlterm-im-scim を。uimなら mlterm-im-uim パッケージを入れることで日本語変換がインライン入力で出来るようになります。
設定
一応 Ctrl + 右クリックで GUIでも簡易的に編集することが出来ます。
ですが細かい設定は ~/.mlterm/ 以下の各ファイルを編集することで行ないます。メインは、~/.mlterm/main です。以下設定例。
~/.mlterm/main の設定例。
# -*- mode: conf-unix -*-
# mlterm mail configuration
# last updated : 2009/02/24 14:02:41 JST
# 端末縦横サイズ(文字)
geometry=80x27
#ーーーーー文字関係ーーーーーーー
receive_string_via_ucs = true
# Unicode記号文字幅を半角2文字にする。
col_size_of_width_a = 2
# アンチエイリアス(Xft)時、JISX0208 の Unicode 変換に CP932 の変換テーブルを使う
use_cp932_ucs_for_xft=true
# UNICODE を適当な文字集合にmapして、UNICODE フォントを使わずに表示する
not_use_unicode_font=false
# すべての文字を UNICODE フォントだけを使って表示する
only_use_unicode_font=false
# US_ASCII の表示には、必ず ISO8859-1 フォントを使用する
iso88591_font_for_usascii=false
# DEC_SPECIAL フォントの罫線文字のグリフを動的に合成
compose_dec_special_font=false
# インプッドメソッドの設定
input_method = scim
#ーーーースクロールバーーーーー
# scrollbar_mode = right
scrollbar_mode = none
# 使いたいスクロールバーの名前
# (*simple* / sample / sample2 / next / motif / athena / mozmodern)
# scrollbar_view_name=sample2
#ーーーー色設定ーーーーーーーー
# 端末画面の前景色
# fg_color=white
# 端末画面の背景色
bg_color=#F6F0E6
# スクロールバーの前景色
# sb_fg_color=white
# スクロールバーの背景色
# sb_bg_color=black
# 紙にする画像ファイルのパス
# wall_picture
# Focus から外れたときの前景/背景色の Fade 率(百分率)
#fade_ratio=90
# 背景画像(透過処理含む)の輝度調整(百分率)
#brightness=80
"--------------------
●フォントの設定
フォントは ~/.mlterm/aafont に。ビットマップフォントは、~/.mlterm/font に記述します。
~/.mlterm/aafont の設定例。
ISO10646_UCS4_1 = IPAMonaGothic-iso10646-1:100;
ISO10646_UCS4_1_BIWIDTH = IPAMonaGothic-iso10646-1:100;
色がドぎつい
デフォルトでは色設定が原色系で目に痛いので、ubuntu の gnome-terminal のカラーテーマのTangoのような柔らかい色設定に変更します。~/.mlterm/color に以下を記述。
black=#2e3436
red=#cc0000
green=#4e9a06
yellow=#c4a000
blue=#3465a4
magenta=#75507b
cyan=#06989a
white=#d3d7cf
hl_black=#555753
hl_red=#ef2929
hl_green=#8ae234
hl_yellow=#fce94f
hl_blue=#729fcf
hl_magenta=#ad7fa8
hl_cyan=#34e2e2
hl_white=#eeeeec
まとめ
スクロールバーは表示していません。screenを使っているので。
起動時に mlterm -j genuine として、デーモンモードで起動しています。
ランチャーなどからは、mlclient を起動するようにしています。
以上でgnome端末とまったく違和感のない同じ見た目までmltermを持っていくことが出来ました。
メモリの使用量が四分の一になって、しかも軽快に動くとは素晴らしい。
実はかなり前からmltermは入れていたんですが、ずるずるとgnome端末を使い続けて今日まできました。それがicewmを入れてから省メモリに目覚め、mltermを本格的に使ってみると、あらいいじゃな〜いとw
こんなことならもっと早くに移行していればorz
参考
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