2007年5月13日日曜日

EmacsからGnuPGを透過的に扱う

linuxで暗号化の標準ソフトになっているGnuPGですが、こいつをEasyPGを使うことによりEmacsと華麗に連携させちゃいます。

暗号・復号化をemacsの一機能としてシームレスに動作させることによってとても使い易いGnuPG環境が構築できます。
  • メリット
    • emacsからGnuPGを透過的に扱える。
    • 選択範囲を暗号化できる
    • 暗号化ファイルを開くと自動的に復号化されて編集できる
    • 同じくファイルを暗号化できる。
    • DiredでGnuPGが操作できる

インストール

リポジトリに入っているのは、0.0.8と古く、範囲選択の暗号化がうまく動作しないので こちらから easypg_0.0.12-1_all.deb を落としてきてインストールします。
落としてきたdebパッケージをダブルクリックで実行するか、端末から
sudo dpkg -i easypg_0.0.12-1_all.deb
するだけ。設定は特になし。

使いかた



例.
emacs hogehoge.gpg として拡張子gpgで新規ファイルを開く。適当に文字を入力したら、保存する。すると鍵の選択画面が出るので自分の鍵を選んで[OK]ボタンを押せば暗号化して保存してくれる。
選択範囲を暗号・復号化する

範囲選択をし、
M-x epa-encrypt-region
で暗号化される。復号化は
M-x epa-decrypt-region

参照



2009/09/03:追記:


 Emacs23からは標準機能として取り込まれました。apt-getなどでEasyPGパッケージを別途導入しているとEmacs23が正常に機能しないことがありますので注意をしてください。

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