2007年8月29日水曜日

Darの簡単な使い方

Darの簡単なチュートリアル のつもり

Darについてはこちら

  1. テスト用の作業ファイルを作る
    mkdir dar-test
    cd dar-test
    touch aaa.txt bbb.txt ccc.txt
    echo "aaaaaaaaaaa" > ccc.txt
    cd ~/

  2. バックアップしてみる
     dar -v -R ~/ -c test-full -g dar-test/
    -cはアーカイブ名を指定します。
    -vは詳細表示してくれます。-Rはバックアップする時のルートディレクトリを設定します。-gはバックアップするディレクトリを指定します。

  3. 確認する

    バックアップが成功すると、-cでつけた名前の後に.1.darが付いたファイルが作られます。
    dar -l test-full
    で、バックアップされたリストが表示されます。

  4. ファイルを編集してみる。
    rm dar-test/aaa.txt
    echo "bbbbbbbbb" >> dar-test/ccc.txt
    などとして、ファイルを編集して見ます。

  5. 差分バックアップしてみる

    前回のバックアップ以降更新されたファイルをバックアップしてみましょう。
    dar -R ~/ -c test-diff -A test-full -g dar-test
    -Aオプションで、基準となるバックアップファイルを指定します。
    test-fullを基準としてそれ以降に更新されたファイルをtest-diffというファイルにバックアップします。

  6. 差分されたファイルを確認する
    dar -l test-diff
    きちんと更新されたファイルがバックアップされ、削除されたファイルには削除マークがされていますね。
    dar -l test-diff -as
    -asオプションを付けると、前回以降更新されたファイルだけを表示することが出来ます。

  7. リストアしてみる

    rm dar-test/* して、dar-testディレクトリ内をいったん空にしたら、いかのコマンドを実行してみてください。
    dar -x test-full

    1. 確認してみる
      ls -l dar-test
      合計 4
      -rw-r--r-- 1 hoge hoge 0 2007-08-27 23:40 aaa.txt
      -rw-r--r-- 1 hoge hoge 0 2007-08-27 23:40 bbb.txt
      -rw-r--r-- 1 hoge hoge 12 2007-08-27 23:40 ccc.txt
      削除したaaa.txtがあることや、ccc.txtのサイズに注目してください。

  8. 差分ファイルをリストアしてみる
    dar -wa -x test-diff
    -waは問い合わせを抑制します。
    1. 確認してみる
      ls -l dar-test
      合計 4
      -rw-r--r-- 1 hoge hoge 0 2007-08-27 23:40 bbb.txt
      -rw-r--r-- 1 hoge hoge 22 2007-08-27 23:59 ccc.txt
      削除したaaa.txtが削除されています。ccc.txtも編集したサイズになっています。最新の状態に復元されました。


とまぁ駆け足で説明してみましたがどんなものでしょう。大体の感じが掴めたでしょうか。
よく使うオプションは~/.darrcに記述できますのでいろいろ試してみてください。
以上。

0 件のコメント: